高畑勲監督を偲んで

更新日:2018/04/10

東映まんがまつりよりも、東宝チャンピオンまつりだったアニメーション学科長の森です。

2年生の
第1回「演出技術論」は予定を変えて、先週、他界された高畑勲監督を偲んでの追悼授業。
高畑監督の長編漫画映画『太陽の王子 ホルスの大冒険』を教材に授業しました。

オープニングの
銀色狼と、オオカマスとの格闘は漫画映画史に残る動画間違いなし。
高校生や大学生世代がターゲットになるようなテーマやキャラクター設定で制作。
当時は、アニメは子どもが見るもの、家族で見るものという考えが定番だった時代だったので、映画会社と監督の思いはちぐはぐした中で作られたはず。
今の時代なら、もっともっと歓迎された作品だったかも。

次回は
「火垂るの墓」や「平成狸合戦ぽんぽこ」といったジブリ作品も良いけど、個人的に好きな「じゃりン子チエ」と、日本のテレビアニメの方向性を変えてしまうほどの大切な作品「アルプスの少女ハイジ」を教材にします。

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