背景を描こう

更新日:2018/06/19

大阪府北部を震源とする昨日の地震により、被害にあわれた方々に心からお見舞いを申し上げます。
アニメーション学科の1年生2年生在校生全員の安否が確認でき、一安心しているアニメーション学科長の森です。

石膏像を
対象にした木炭デッサン最後の課題です。

構図は的確にまとめることができるようになりましたか?
計り棒を使って、観察する大切さを習得できましたか?
充分に習得できた自信のない学生には、観察のポイント、ヒントを提供しています。

最後の課題は
背景の描写が必須です。

奥行きのある

空間の中に、立体像が存在しているイメージを大切にしましょう。

立体像に、形を表現するためにこれまで当たり前のように使っていた縁取りの「線」は必要ありません。

対象は、線で表現されたものではありません。
「面」が組み合わさってできたものです。

面を描写することが大切です。

面が組み合わさった「立体」の向こうに見えるものは「壁」ではありませんので、同じ明るさのベタにしてしまわずに、ボカシを使った明るさの諧調を使った描写を使いましょう。



真っ白な画面で

終わらさず、空間をイメージした背景を使えば、作品の画面が立体的に表現されます。

さらに

像の面にも、明るさの強弱を使ってあげると、さらに立体感が増します。

そのコツを
手に入れれば、デッサンの持つ、立体物の存在感が演出されます。



昨日の地震で

学科によっては被害がありましたが、幸いにもアニメーション学科は目立った被害は出ておりません。
新入生で、高槻から通学しているクラスメイトが1名おります。
ライフラインのガスが使えない状況で不自由されているそうです。
本人、ご家族は無事だったそうですが、しばらく不自由が続きそうですね。
寿永小学校が母校なのだそうです。

クラスメイトとしては、まずは、精神的なところでのサポートをするところから始めなければ。

デッサンアトリエでは
石膏像が、3体、破損しました。
メヂチ胸像、ギリシャ婦人胸像、マルス胸像。

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