新入生「デッサン」

更新日:2018/04/18

日本魚介類館を手に入れたいアニメーション学科長の森です。

新入生の
実習「デッサン」は木炭での石膏デッサンです。

第1回目の授業では、計り棒を使っての観察がテーマ。

今週は、構図の修正がテーマです。

人は誰しも
ついつい、顔を画面の中央に描こうとしてしまいます。
フレームを意識して、バランスよく対象(石膏像)を画面に収めましょう。
そのためには、対象のシルエットと画面の関係をよく観察し、「絵」を中央に配置させる技術が必要です。

修正して
描き進めていた「絵」を左側にずらしました。

こちらは
右側にずらして修正しました。

一度描いた作品を
消して、描き直すことは、プライドが傷つけられたようで屈辱的ですが、間違ったまま描き進め、どこかで辻褄あわせをしてごまかしてしまうのはデッサンではありません。妥協は観察することに背を向けてしまうことです。

デッサンって
実は、とても勇気がいる作業なのです。自分に正直であることが必要です。自分自身との戦いでもあるのです。

計り棒を
使いこなせていない作品は、目の前で描いて見せます。赤で修正をしたものと見比べさせて気付かせて観察のテクニックを指導しました。

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