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大デ・アニメーション学科のデッサンカリキュラム③

2024.04.19アニメーション学科

大阪デザイナー・アカデミー|イラスト・アート・コミックイラスト・マンガ・アニメ・CG・ゲーム・
グラフィック・フィギュア・特殊メイク・インテリア・プロダクト・フィギュア・ファッション・アクセサリーの専門学校

アニメーション学科の2年間の

実習「デッサン」の授業カリキュラムについて、続きの解説です。
大デ・アニメーション学科では、2年間通年で「デッサン」の授業が設定されていて、1年生では基礎学習、2年生に進級してからは「人体デッサン」にタイトルを変えて、就職活動と作品作りをテーマに学習します。

人体デッサン

4月5月はクロッキーです。
前期の後半は、人物のヌードデッサンです。

人物キャラクターを描くとなると、クロッキーと人体デッサンは大切です。
しかしその前に、観察力を手に入れなければなりません。
そのために、1年生時では、石膏像を教材にして学習していきます。

石膏デッサン

大デ・アニメーション学科のデッサンについてのテーマは、描くことではなく、見る・観察することを大切にします。その対象として石膏像ってとても都合が良いのです。動かない物なので長時間の観察ができますし、美的に形取られたもので共通に認識されたものなので、誰もが正解と間違いに気付くことが可能な対象です。また、真っ白な物体なので、光と影の観察にも適切ですね。だから、世界中で、昔から、教材として利用されているのです。
「観察」をトレーニングするにはうってつけな対象です。

観察してよく見て描くということは、思い込みや先入観で描くことではありません。
そこが、ドローイングやイラストと違うところです。
しかし、人間の目は例外なく騙されます。錯覚してしまいます。
騙されないように計り棒を使って観察のトレーニングを最初に学習するのです。
それが、1年生の基本のデッサンです。

そのようなテーマをかかげているので

アニメーション学科では、1年生の最初の課題では陰影の描写は行いません
まず、観察、そして構図、形をデッサンすることに力を注いでもらうためです。

観察するアイレベル、視点のポイントも大切です。
第2回目の1年生の「デッサン」の授業では、視点が変われば、対象の見え方がこんなにも印象が変わってしまうことについて学習しました。

最初のイメージは、少し対象から距離を置いて見たイメージです。
二つ目のイメージは、そのポジションから対象に近づいて見たイメージです。
アイレベルと構図は一緒なのですよ。
どちらも顎の高さにアイレベルをとって写していますが、アイレベルよりも高い位置にある石膏像の目は、うんと見上げた印象に変わりますし。アイレベルよりも低い胸の部分は上から見下ろして見たパースに表現されます。

観察位置も大切ですね。
対象が立体物だから言えることなのです・
これも、石膏デッサンだから知ることができる事です。

一方、2年生たちは

クロッキーの実習です。

1年生時に観察の技術をしっかりとトレーニングできた2年生だから、モデルをしっかりと捉えて描くことができるのです。
授業ではヌードクロッキーを行っていますが画像でお伝え出来ません、あしからず。

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おでかけひよこ おでかけひよこ まずはオープンキャンパス来てや〜