フィルムを触ってショットとカットを知る
2026.09.29アニメーション学科
デザインの専門学校 大阪デザイナー・アカデミー(旧:大阪デザイナー専門学校)
目の前を流れる回転ずしを追って目を回しそうなグローグも可愛いけどざるそばを箸で食べようと一生懸命なグローグも好きなアニメーション学科の森です。
パソコンを使用してアニメーションを
完成させることが当たり前となった現在のアニメ制作ですが、その昔はフィルムに撮影してそれを編集して完成させていました。
16mmフィルムを使って
アニメーション学科もかつてはアニメーションを制作していました。
その編集機材が現在も存在しています。
フィルムに写っているひとコマひとコマを足し確かめて見る機材「ビュアー」
連続させて見るためにフィルムを巻いたリールを掛ける「リワインダー」
【ショットとカットが一緒くたにされていますが】
映画制作の技術本を紐解いてもネットで調べてみても、ショット(shot)toとカット(cut)は同じであるとしているものが目に付きますが、大デ・アニメーション学科は二つの違いについて定義することができることを学生たちに学んでもらえます。
パソコンの画面では認識が難しいshotとcutですがフィルムを実際にカットしてつなげて見せればよく分かります。
撮影されて出来上がった一片のフィルムが1ショットです。
その、一片のフィルム(1ショットです)を編集機スプライサーで切断します。
ショットであるフィルムをスプライサーの台座に乗せて置きます。
スプライサーの向かって右側の切断刃を使って一つのショットを切り分けます。
これで、一つのショットが二つの断片に分かれました。
ワンショットがカット(cut=切る)されたことでふたつのカットになりました。
今度は切断していくつものカットになったフィルムの断片をつなげて新たな順番でつながりを増やして行きます。これが編集です。
スプライサーという器械は、このようにフィルムを切断したりつなげたりする道具です。
このスプライサーはラッシュフィルムをテープで接着していくタイプの器械なので、このように、テープスプライジングして行きます。
このようにしてかつてのフィルム時代では、いくつものカットをひとつながりにして行って映画を作っていたのです。
これで分かりましたね。
「よーいスタート!」の合図でカチンコが鳴らされてカメラが回り始めて撮影が始まる。
「ストップ!」「止め!」の合図で撮影が止まる。
その間に撮影されて出来上がった画面がワンショットです。
そして
そのショットを編集に必要な画面に切り取った断片がワンカットです。
どちらも映画の一画面ではありますが、厳密には違うわけです。
フィルムを手にして見れば、その違いがよく理解できますね。





















