第4回AOプレスクールはいよいよ動きについての学習
2026.10.04アニメーション学科
デザインの専門学校 大阪デザイナー・アカデミー(旧:大阪デザイナー専門学校)
クレイアニメーション制作に向けて
いよいよ動きの計画についての学習が始まりました。
生き生きと動かして見せる技の紹介です。
今回の課題は、クレイ(粘土)を扱って、たんなる物である物体を動かしてキャラクター表現することが課題のテーマです。
クレイでキャラクターを造形して、そのキャラクターを動かす課題ではないのです。
そのためには、どんな動かしの技が必要なのか、プレスクール生たちに二つのテクニックを紹介しました。
❶予備動作(anticipation)で擬人化できる
40年以上前に講師をされていた林正史先生(東映動画で狼少年ケンやタイガーマスクのアニメーターをされていた大デ・アニメーション学科草創期の講師)が日本で一番最初に命名された"予備動作"
それまではanticipationと呼ばれていて、林先生が学生たちのために分かりやすい言葉に置き換えられないか考えて命名された。
その後、気が付けば業界でも当たり前の言葉として浸透し使われている。
元ディズニースタジオでアニメーターされていたリチャード・ウィリアムス著書の「アニメーターズサバイバルキットでは、先行動作と翻訳されている。
突然いきなり目的の動作を行わせるのではなく、ジャンプする前の身をかがめてしゃがむポーズをとったり、ボールを投げる前に後ろに腕を引く動作を行ったり、目的の動きの方向と逆の方向に身体を動かす動作が予備動作。
予備動作を取り入れることによって、アクションを大きく見せたり、分かりやすく伝えたりすることができるわけです。
何よりも良いサンプルはPIXARの『ルクソーJR』です。
一台の電気スタンドという道具が、性格や個性をもってキャラクターとして表願されます。
❷等速運動にしない
ひとつの動きの中に、緩急や強弱のテンポをつけることです。
そのためには、中割りにおいて均等割りにせず、動き始めはツメて(動きの幅を狭くして)テンポをゆっくりに見せて、スピードに乗ってきたら幅を大きく動かしてアクションのテンポに変化をつけてリズムをつけるのです。
そうすれば無機的で機械的な動きの印象から、有機的で生き物的な動きに見せることが叶います。
等速運動で動く跳ねるゴムボールと、中割りの幅に強弱をつけた動きを目の前でコマ撮りして再生して見比べて、重力を感じさせる動きを実感してもらいました。

【リフレクション】
動きの計画を学び、学習したことを取り入れて、プレスクール生の皆さんは絵コンテを描いて提出しました。
どんな動きが創作されるのか楽しみです。





















