こんな進路を歩んだ卒業生もいます。

2022.06.19アニメーション学科

大阪デザイナー・アカデミー｜イラスト・アート・コミックイラスト・マンガ・アニメ・CG・ゲーム・
グラフィック・フィギュア・特殊メイク・インテリア・プロダクト・フィギュア・ファッション・アクセサリーの専門学校

「夕焼け小焼け」を聞いて、「ドヴォルザークの新世界」だと言ってしまったアニメーション学科長の森です。

卒業生-前田稔さんの近況です。

前田稔さんは、現在は、地元広島に戻って、大学の非常勤講師業と専門学校の講師をされています。

このように、アニメーション学科を卒業した後、学校の先生をされている先輩もいる、そんな実績がある学科でもあります。

前田さんは

卒業後、大阪浪速区にあった東映系のアニメーション作画スタジオに就職しました。その後、家庭の事情で広島に戻り、アルバイトをしながら、作家活動を始めました。

10年かけて、「雪のシンフォニー」()1999年）「太陽をなくした日」(2000年)を制作し発表。「太陽をなくした日」はDVD化され、アニメーション作品は日本中の教育機関や教育団体で上映・講演が行われました。

2002年、2004年には広島国際アニメーションフェスティバルに招待上映され、フランスで開催されたル国際短編映画祭でも上映されました。

15年前に

凱旋来校された時のブログ記事がこちら。

http://moriodcacjp.cocolog-nifty.com/odcanime/2007/08/dvd_e54c_1.html

その後

地元でフリーのイラストレーターや専門学校の講師を務めながら、次作の準備にかかりました。

ですが、広島では、業界の情報にも疎くなりますし、アニメーションもフィルムやセルの時代ではなくなり、新しい技術が必要となり、再び、都会に進出することを決断。ならば、後輩指導にも協力していただけないかと声掛けさせていただき、2008年から8年ほどODCに講師として関わっていただいた時期もあり、前田先生に教わって業界に就職し現在活躍されている卒業生も大勢います。卒業生の皆さん、前田先生元気ですよ。

数々の

実績や功績を評価され、現在は大学にも呼ばれて講師をされています。不定期に呼ばれる特別講師ではなく、シラバスに記載されている授業を担当されている先生です。

学歴ではなく、実績を評価され、大学生を教えるそんな先生になる進路を手に入れた卒業生もいるのですね。そのような卒業生は、前田さんだけでなく何人もの人がいます。しかし、前田さんの素晴らしいところは、ヨーロッパのアニメーションを学ぶ学生たちが使用する教科書に日本の代表的なアニメーションの紹介として、「AKIRA」、第61回アヌシー国際アニメーション映画祭（先週月13日～18日）の長編コントルシャン部門クリスタル賞を受賞した山村浩二氏と肩を並べて紹介されていることです。世界に影響を与えている卒業生なのです。