アニメーションは奥行きを感じさせたいから。
2022.07.02アニメーション学科
大阪デザイナー・アカデミー|イラスト・アート・コミックイラスト・マンガ・アニメ・CG・ゲーム・
グラフィック・フィギュア・特殊メイク・インテリア・プロダクト・フィギュア・ファッション・アクセサリーの専門学校
新型コロナより怖い猛暑日の連続熱中症台風接近消費税だと思ったアニメーション学科長の森です。
入学してから4月5月6月と
3か月を過ごしてきた新入生たち。実習「デッサン」の第二課題が終了し、ここまでの自身の制作を振り返り、発表合評会を行いました。
アニメーション学科の取り組みは
他の学科と少し変わっていて、まず、角像を使った面取りでは、陰影の描写は行わずに、面取り像の各面を見えたとおりに線のみでデッサンしていく方法を行い、第二回目の課題で、丸像を使って陰影の描写に取り組みます。
学生たちの発表の様子を
ご覧になっていただければわかるように、最初の面取り像と二つ目の角像は、同じ、ヴィーナス像、アグリッパ像を同じアングルで描写します。つまり、前回の取り組みをそのまま利用して、陰影の描写に専念することが可能になります。
最初の課題での構図の不備を気付いたら、二つ目の取り組みで修正することができます。
さらに、背景の描写も必須としました。
コミックイラストや、マンガとアニメーションを
学ぶ学生たちって、ついつい、キャラクターを描くことに夢中になって、背景とキャラクターを分けて考えてしまいがちです。
石膏デッサンも、石膏像だけを描けば良いと考えがちですが、背景とキャラクターはセットになっていると考えたいです。
キャラクターだけがアニメーションではないでしょうから!
そして
背景を描写するすることによって、キャラクターのみならず、画面に奥行きや立体、空間のイメージを演出することができます。また、陰影によるカゲの表現のみならず、光のあたったハイライトを描写することも可能となります。
想像してみてください。
同じ、石膏像の描写であっても、真っ白な画面に乗っかっているそれと、後ろが真っ黒であったり、白以外の色彩の背景であったら、画面の印象って絶対に変わりますでしょうね。後ろが真っ白の場合と真っ黒な場合だと、暗部の描写と明部の描写は同じで良いとは言えないでしょう。
背景が明るければ
石膏の描写は、ほんの少しの描写でも存在感を表現できますが、背景が暗いと、石膏像の描写が描写不足だと背景に負けてしまって弱い描写の印象になっていまいます。何よりも、背景が真っ白だと、石膏像のシルエットの輪郭をマンガの輪郭線の様に、フチドリしなければならない矛盾に直面します。在り得ないものを描かなければならなくなってしまうのです。
もう一つは、石膏像は立体です。
シルエットの輪郭だけでは表現できません。さらに、空間の中に存在しているのです。
と言うことは、背景は平面の壁ではないのです。奥行きのある空間を感じさせるものなのです。
キャラクターも背景も、そんな、空間、奥行き、3Dをイメージさせるものでありたいですね。
その二つの考え方を大切にしたいと考えて石膏像鉛筆デッサンのカリキュラムを設定しています。
アニメーションは
動きにも奥行きを感じさせる演出が必要になってきます。画面が二次元だからと言って、平面の発想で終わらせたくはありませんね。
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