チエちゃんにマンガの表現と映画の演出を教えてもらう
2022.12.19アニメーション学科
大阪デザイナー・アカデミー|イラスト・アート・コミックイラスト・マンガ・アニメ・CG・ゲーム・
グラフィック・フィギュア・特殊メイク・インテリア・プロダクト・フィギュア・ファッション・アクセサリーの専門学校
一蝶さんに応援団扇を振ったアニメーション学科の森です。
高畑勳監督のアニメ
『じゃりん子チエ』を教材に演出の勉強をした。シーンは、チエちゃんの小学校のマラソン大会。
お父さんから運動靴を買ってもらって、去年は下駄履きのせえで3着に甘んじたチエちゃんが、今年はぶっちぎりの一等賞を取るエピソード。
父の返りを待つチエちゃんが、一等賞でゴールテープを切る瞬間を思い出し浸るシーン。
映画では良くある演出で、その瞬間を何度もリプレイして見せるモンタージュが使われています。
この演出って、動いて時間表現できるアニメーションだから使える演出技法。マンガのコマ割りで、同じことを表現すると難しい。よっぽどのコマ割りと画面構成を工夫しないと、映画のような効果にはならないですね。
案の定
原作をチェックしてみると、アニメで描かれていた、この回想シーンは表現されていなかった。
マンガでは出来ないこと、アニメだから出来ることってあるんだね。
マンガのアニメ化って、コマ割りの画面を、ただ、16:9の画面に置き換えることではないんです。
そんな、演出についての学習を2年生のアニメ総論という授業で行ないました。
アニメ映画『じゃりん子チエ』は
大阪の下町を舞台にした、ダメ父親を持つ小学生のチエちゃんが、野良猫小鉄と一緒にたくましく生きる、笑いもいっぱいの人情劇です。でも、やっぱり女の子。お母さんが大好きで、家族三人で一緒に暮らし続けたいと願っています。
高畑勳監督と言えば
『太陽の王子ホルスの大冒険』『火垂るの墓』『かぐや姫の物語』が代表作と紹介されますが、大阪の人間なら『じゃりん子チエ』が真っ先に出てきてほしいな。西成、通天閣、道頓堀、天王寺公園、茶臼山、南海電車、みさき公園。
ハルカスなんて出て来ないよ!
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