アニメーターなら知っておきたいマイブリッジ

自転車で大和川まで走ってみた大デ・アニメーション学科代表の森です。

後期新学期実習「アニメ原理」の最初の課題は

「歩き」の動画作成です。

クラスメイトに複数回、歩きの実演を行ってもらい、ストップウオッチでタイミングを計測し、平均値を割り出して、実際に歩くのにどれだけの時間がかかるのか実測し、正しくタイミングを調べ、何枚の動画を描かなけえばならないのかを調べて、動きについて動画の枚数を決定する技術を実習しました。

とても便利な世の中になりました。

アニメーターなら、あればとても助かる、24コマに対応したストップウオッチのアプリが簡単に手に入るようになったんですよ。

こちらはエドワード・マイブリッジの「ヒューマン＆アニマル　ロコモーション」です。

人間や動物が歩いたり走ったり、移動して動く様子を連続写真撮影して写真集にしたものです。

エドワード・マイブリッジは写真家です。
アニメーター、アニメーション作家ではありません。
この連続写真も写真集も、アニメーターのために撮られた写真ではありません。
カメラの機能や写真の可能性について興味を膨らませ、科学や動物学に多大な影響を与えることとなったのです。
アニメーターたちが肉眼では観察できない動きを明らかにしてくれた連続撮影写真は、その後、リアルに動かして見せたいアニメーターたちにとってはとても役に立つ写真集となったのです。
その写真集が、この大デ・アニメーション学科のライブラリーに所蔵されています。
貴重な資料です。