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第6回AOプレスクール 手品ではないんだアニメーションだよ

2024.12.01アニメーション学科

大阪デザイナー・アカデミー|イラスト・アート・コミックイラスト・マンガ・アニメ・CG・ゲーム・
グラフィック・フィギュア・特殊メイク・インテリア・プロダクト・フィギュア・ファッション・アクセサリーの専門学校

1年生有志と吉田ユニ展とINTERNATIONAL STUDENTS CREATIVE AWARD2024のダブル見学に行って来て参加学生のリアクションの大きさに少々驚いた大デ・アニメーション学科代表の森です。

12月のプレスクールは

制作が始まった課題「クレイコマ撮りアニメ作成」の制作経過のチェックや、制作についてのアドバイス講座でした。

出願者の全員はと言い切ってしまっても間違いないのでしょうが、出願者の皆さんは、日本のテレビのアニメ作りに関わる仕事を目指して、そのために必要は知識や技術を学ぶために、また、情報を手に入れるために大デ・アニメーション学科を選んでくださいました。ところが、この、プレスクールの課題はと言うと、キャラクターを描くことは一切せず、まるで子供だましかと思えるような取り組みです。入学前から本格的にキャラクターを描く勉強を始めてテレビで見ているアニメを早く作りたいと気持ちを高ぶらせているアニメ大好き皆さんはモチベーションが上がらない人もいるのではないでしょうか。

あせらないでね。

キャラクターを描いて動かそうと思えば、まず、ちゃんとした道具が必要です。
作画を行うための「タブレット」「作画用タッチペン」専門の制作用のアニメソフト・アプリ。デジタルを使用しなくとも「動画用紙」「タップ」「トレス台」といった専用の道具画材が必要になります。
これらは出願手続きが完了し、教材費を収めてから、学生値引きで一括購入してもらう画材ですから、高価でどこででも簡単に手に入るものではありません。高校3年生時に自費で購入してもらうとなると同じ道具をだぶって手に入れてもらうこととなりますので不経済です。
デジタル機器については、入学してきてからは教室に設備されている物を使って学習してもらうわけですから、アニメを作るために、プレスクール生に毎回必ず登校してもらうことも困難です。
入学後は、学生証が発行されますので学割が効き通学定期を手に入れることが出来ますので毎日登校することが可能ですがプレスクール時期ではそうはいきません。新学期から一人暮らし通学になる新入生たちも大勢ですしね。
それから、アニメ制作を始める前に。キャラクターが描けないといけないし、キャラクターを動かすためのノウハウを知らなければならないし、それらを描いて表現しなければならないわけだし、キャラクターが活躍する舞台である背景だって必要だし、色彩のことだとか、考える事やデザインしなければならない事がいっぱいあります。
アニメを作るって、やることいっぱいでしょ。
だからこそ、慌てないでくださいね。あせらないでください。

そういったことの全てを、入学してから学ぶのですから。

だから、今は、上手に描けなくてもいいんです。知らないことがいっぱいあっても良いんです。
皆さんが入学してきてから、基本からしっかり学ぶカリキュラムが用意されているのが大阪デザイナー・アカデミーのアニメーション学科なのです。

スマホで自宅で作ることが出来るアニメーション。

プレスクールの課題のクレイアニメーション制作は、無料のアプリで100円ショップででも手に入る粘土を使って作ることが出来るアニメーションです。
一個の粘土の塊は、写真に写して見ても粘土の塊でしかありませんが、コマ撮りというアニメーション技法を使用して動かすと、粘土の塊を生き物に変身させてしまうことができるのです。
それがアニメーションの素晴らしいところ、面白いところ!
皆さんが持っているスマホをカメラにして、特別な道具が無くてもアニメーションを作ることが出来るのです。
宝塚市立手塚治虫記念館のアニメ教室で大デ1年生たちが子どもたちと一緒に作ったように、まだ、小学校に行く前の子供たちにもアニメーションが作れるアニメ作りなのです。

子どもたちにも作れるアニメーション。けっして手品なんかじゃないんだよ。

粘土は塊のままでも大丈夫。決して、腕や脚、目や口や表情を表現できるものがある顔がある必要はないのです。ちょっとした動きの原理を利用しさえすれば、性格を持った生き物に変わるのです。それがキャラクターです。
Pixar Animation Studiosが1986年に制作公開した『ルクソーJR』を見てごらん。写真で見ればただの電気スタンドだけど、アニメーションになって動くと、元気でかわいい、活発でやんちゃな男の子電気スタンドに変身します。

これこそがアニメーションの本質です。

12月プレスクールの内容項目です

いつものように在校生からこの1か月にあった学科の出来事が紹介がありました。
学校祭Dマーケット出展報告。
宝塚市立手塚治虫記念館での子どもたちに行ったアニメ教室について報告。
業界EXPO2024報告。
アニメ制作会社クローバーワークス、ユーフォーテーブル、ぴえろ、旭プルダクション、ライデンフィルム京都スタジオ、ワンダーランド、円谷プロダクション等の企業との出会いがありました。
プレスクールの実習課題のアニメーション制作について、プレスクール生の個々の取り組みについて、報告、相談、質問を受け、アドバイスを返しました。

1月のプレスクールでは

個々が撮影して提出したアニメーション映像にタイトルを編集して、効果音や音楽の録音を施して、アニメーション作品として完成させます。
いよいよアニメーション制作の実感を手に入れることになるわけです。
楽しみですね。皆で試写会が行えることをワクワクしながら期待しましょう。

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おでかけひよこ おでかけひよこ まずはオープンキャンパス来てや〜