いつのご時世にも『風が吹くとき』
2022.12.13アニメーション学科
大阪デザイナー・アカデミー|イラスト・アート・コミックイラスト・マンガ・アニメ・CG・ゲーム・
グラフィック・フィギュア・特殊メイク・インテリア・プロダクト・フィギュア・ファッション・アクセサリーの専門学校
アレ目指してがんばろう! アニメーション学科長の森です。
ここのところ、毎年、教材として
鑑賞しているアニメーションがあります。『風が吹くとき』
イギリスのアニメーション作品で、核戦争が勃発したその時に、片田舎に住む老夫婦が行政の指導に従って生き延びようとする物語。
核戦争の物語なのですが、そのこと以外にも、世界情勢や最近の時勢の出来事に重ねて話を伝えることが出来る作品なので、教材として、連続して上映しています。
今年も、2年生の講義「アニメーション総論」という授業で作品研究の教材として上映しました。
昨年は
コロナ禍において、「放射能は目に見えないし臭いもしない」という台詞に、新型コロナウィルスとの共通のイメージを重ねて鑑賞しました。その前の年は。台風や洪水、災害に直面した時に、行政のアナウンスが機能したかを問う授業が出来ました。
今年はというと
ロシアのウクライナ侵攻に重ねての話です。また、隣国の度重なるミサイルの発射、核実験の再開もあるかもというここのところの気配に、全く無関係な話ではないと感じさせます。
2011年に起こった東日本大震災での福島の第一原子力発電所のメルトダウン事故による放射能汚染も核戦争ではなくても、我々が直面するトラブルとして、このアニメーションの出来事が全く関係無いものではないことを物語りました。
戦争も事故も
被害を被り、一番辛い思いをするのは一般市民です。このアニメーションは、その事を、しっかりと伝えてくれるものです。
見るに辛い物語ですが
学ぶことが数多くある作品には違いありません。来年は、見なくてもすむ、平和な世の中を迎えられることを心から願います。
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