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後期授業紹介②

2025.09.19アニメーション学科

デザインの専門学校 大阪デザイナー・アカデミー(旧:大阪デザイナー専門学校)

2年生が今度Eテレで放送されますねって情報提供してもらったアニメーション学科長の森です。

 

1年生実習【アニメ原理2】

前期の、描いて動かすことについての基礎学習から、キャラクター(人物の)を具体的に動かして動画にする学習内容に進化します。

最初の課題は、人の歩きです。
大切な資料を参考にしました。

エドワード・マイブリッジの写真集「HUMAN and ANIMAL LOCOMOTION」です。

でも、この写真集はアニメーターのために作られたものではないのですよ。
映画やアニメーションが発明されるよりも10年ほど前に現れた物なのですから。
世界で初めて、馬の走る姿を連続撮影して、世間をびっくりさせて、科学や絵画に影響を与えた写真集なのです。

結果、アニメーターが動きを理解するのにも大いに役に立つことで、先人たちがアニメーターのバイブルとして利用してきた写真集です。

その連続写真を資料にして、人の歩きの動画を描き始めました。

課題「歩き」の次の課題、カメラワークのFollowにともなう作画への変更を学びます。背景が動くタイミングの導き出し方を学習します。アニメーターはそのタイミングの計算や設定も必要な技術として修得しなければなりません。そして、さらにその後は「走り」です。現在、世界陸上2025の真っただ中です。人の走る姿を存分に観察できるチャンスです。

1年生実習【デジタルワーク2】

キャラクターデザイン三面図を利用して、色彩の学習です。

オリジナルキャラクターに三つのテーマを設定して色彩設計していきます。
アニメキャラをデザインするにあたって色彩という要素はとても大切です。
キャラの性格・個性の表現はもちろん、季節・時刻。場面においての演出に色彩表現の効果は無視できないでしょう。

色彩はデザイナーの色の好き嫌いによる単なる塗り絵ではないでしょう。
思い付きでカラーリングするのではなく、シチュエーションを想定して色彩を工夫してみる。なので、テーマを設定して三つのバリエーションで色彩設計する課題です。

子どもの塗り絵のように、色相だけを考えてカラーリングすることで終わらずに、明度や彩度のことも考えに入れてカラーリングしていきます。

アニメーターは色彩を使わない職業ですが、仕上げ、美術背景、撮影、特殊効果、デザイン、演出といった職業には色彩の知識や色彩を使うことができるスキルは大切です。

1年生実習「デッサン2」

前期ひ面取り、小型の胸像を教材にして石膏像の鉛筆デッサンの作品を手がけてきた「デッサン」の授業ですが、後期は、中型の胸像に対象を変えての制作です。

胸部は大きくなり、肩も描くことになり、構図の納め方が難しくなりますが、筋肉を観察して描写していきますので、顔を中心に描く事が前期の課題でしたが、より、人体の描写学習が進んでいくわけです。
着ている服や纏っている物についての描写も加わります。

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おでかけひよこ おでかけひよこ まずはオープンキャンパス来てや〜