生き物のように動かすテクニックを学ぶ
2025.10.06アニメーション学科
デザインの専門学校 大阪デザイナー・アカデミー(旧:大阪デザイナー専門学校)
いよいよアニメ制作の始まりです
令和7年AOプレスクールの第4回目です。前回のアニメ計画絵コンテ作成に続いて、コマ撮りを行うときの動かし方についての説明を行いました。
マンガで描いたキャラクターを動かす
わけではなく、クレイという物体を動かしてキャラクター表現していくわけですから、画力やデッサン力というよりも、動きの表現力が問われます。
ランチボックスを使って動きのデモンストレーションを行い、クレイを生き物のように動かして見せる技を披露して見せました。
最初のデモンストレーションは
動きは常に等速運動をしているわけでなく、始動と動き終わりがあり運動中においても動きのテンポに緩急があることを学びました。
静止状態からの動き始めはゆっくりと。運動が終わって静止するときも徐々にテンポダウンしていく。運動の方向が変わる時にもテンポダウンさせて別方向に動き始めれば店舗アップさせる。
続いてのデモンストレーションは
予備動作の利用です。運動が始まる前に、一度逆方向に動かしてみたり振動させたり、予備動作を使うことで物体がうんと生き物のように動き始めます。
どうしてクレイアニメが課題なのかというと
キャラクターを描いて動かすとなると、まず、キャラクターが掛けなければ動かせない。その動画を描くとなると、タップ、動画用紙、トレス台、もしくはタブレットやタッチペンなど、特別な画材や機材を手に入れなければならないからです
クレイアニメだと、100円ショップで粘土を手に入れて、無料のアプリ、ストップモーションスタジオを持っているスマホにダウンロードしさえすれば、コマ撮りアニメを自宅ででも作ることが出来るからです。宝塚市立手塚治虫記念館で毎年行っているワークショップのように小学生でもアニメを作ることが可能だからです。
キャラクターを上手に描くのがアニメではなく、動かしてキャラクター表現していく! それがプレスクール課題のアニメ制作のねらいです。
今からでも間に合います
今月で第4回のAOプレスクールですが、制作期間は年内いっぱい充分な期間を用意していますので、これからのAOエントリーとAOプレスクール参加でも間に合います。入学前のアニメ学習にご参加ください。