【授業紹介①】騙されるから計り棒で観察します
2026.04.10アニメーション学科
デザインの専門学校 大阪デザイナー・アカデミー(旧:大阪デザイナー専門学校)
新入生のリアクションにこれからの楽しみが膨らんだアニメーション学科の森です。
【新入生実習デッサン】上手に描く描かないではなく、観察することがテーマ
デッサンの授業内容については、イラストレーション学科の取り組みとマンガ学科の取り組みとゲーム・CG学科の取り組みは学科の個性があって全く同じ取り組みではありません。10学科がそれぞれのプロフェッショナルスキルを手に入れるためのオリジナルはカリキュラムを用意しています。
アニメーション学科の「デッサン」の取り組みの特徴は
上手に描く事よりも、その前に大切にしなければならない、観察するという意識と行為に重きを置きます。
人は見たことのないものは描けませんし、先入観や思い込みでは正しくデッサンすることが叶わないからです。
そして何よりも人の目は騙されるのです。
その事実を、第1回目の「デッサン」の授業で実感してもらいました。
この二つのテーブルは、誰が見ても同じ形同じ大きさのテーブルには見えないはずです。
しかし
片方の机の天板をハサミで切り抜いて
もう片方のテーブルに重ね合わせてみると
双方が全く同じサイズであり同じ形であることに気付かされます。
つまり、わたしたちは
正しく見ているようで、実は、正しく見ているわけではないのです。
イラストレーターやアーティストならば、自身が感じたように思うがままに描写すれば良いのでしょうが、アニメーターはというと、決められたとおりのデザインや設定に基づいてキャラクターも画面も作り上げていかなければなりません。
それは、アニメーターという職業は作家作業ではなく、目標に向かって全員が一つのチームとなってその目標を達成するグループワークだからです。

石膏デッサンという制作にはいろいろなテーマがあり、大切な一つには二次元の画面に三次元の石膏像をいかに存在感を持たせて描写するかが一般的ですが、アニメーション学科の石膏デッサンの取り組みは、立体的に描いて見せる陰影の描写は第二回目の課題からとして、面取り角像を線だけでの形の描写で作品を完成させます。
見た目に騙されないように観察するためには
どのようにして観察するのかというと、アニメーション学科では計り棒という観察道具を大切にしてデッサンします。
まっすぐな一本の棒ですが、これを使えば対象の描きたいポイントの位置関係やバランスを観察することが容易ですし、騙されずに確信をもって描く事ができます。





















