大デ・アニメーション学科の「動かす」ことへのこだわり
2026.05.15アニメーション学科
デザインの専門学校 大阪デザイナー・アカデミー(旧:大阪デザイナー専門学校)
『地底探検』(1959年 アメリカ)何て愉快な映画! アニメーション学科の森です。
新入生の実習「アニメ原理」のその後
アニメーションの動画を創作するための基礎を学習する、1年生の動画演習授業の「アニメ原理」の第1回目課題が完成しました。さっそくLunch-Box DVを使って試撮、全員で試写会を行いました。
Lunch-Boxとは、アニメーション学科がカリキュラムにデジタルを導入する前から設備しているラインテスト(ペンシルテスト)のために開発されたコマ撮り撮影機器です。
お弁当箱の様な形状をしているのでランチーボックスという名称なんだよ。
アナログ装置なので、デジタルの知識や設定をしなくても、電源を入れれば簡単に操作を始めることができる、1年生にも簡単に使用で知る器械です。
どうしてメタモルフォーゼなのかというと
動かさなければ変形変身変態変容にならないからです。
metamorphoseとは、おたまじゃくしがカエルに変態したり芋虫がさなぎになり蝶に成長するなど姿や形が変わっていく様をいいます。時間の経過に伴って刻々と様子が変わって行くのっていかにもアニメーションっぽいでしょ。
アニメーションの本質を知ってもらうためにも、キャラクターの描き方ばかりから始める学習方法を採らずに、このような入り方からアニメを学ぶアニメの専門学校ってちょっと個性的でしょ。
ですがこのカリキュラムで半世紀近くアニメ学習してきた実績は、森本晃司をはじめ、浅香守男、野原三奈、前田稔、石原立也、内海紘子、西位輝実、平尾隆之... 数多くのアニメクリエイターを世に送り出してきたことが何よりの証です。
今回の課題のメタモルフォーゼは
自身の名前から友だちの名前への変身です。
キャラクターと言われているような人物や生き物を描くことはせず、文字をキャラクターにしてメタモルフォーゼすることにしました。
人物キャラクターを描くことになると
キャラクターを描ける描けないから始まってしまうじゃないですか。
そうなると、すでに、キャラクターを描ける人が上手にアニメを作ることが出来て、描けない人は上手に作れないということになります。
そうならないように
1年生の前期に「アニメスケッチ」「デッサン」という実習授業で人物キャラクターを描けるようになるとレーニングを行っているのです。
人物キャラクターを自在に描くことができる練習と同時進行で
動かすことについての基礎学習を行い、アニメ本来の、動かすことの楽しさと面白さを学ぼうというのが、文字から文字へのメタモルフォーゼ課題の狙いです。
さて、奇想天外な発想でメタモルフォーゼさせることができたでしょうか。
同時進行の成果を予備動作スケッチで試してみる
メタモルフォーゼの課題で、文字を生き物のように動かすテクニックを学習する過程で予備動作を学びました。
今回の課題では、人物スケッチを利用して様々な予備動作ポーズをスケッチする取り組みです。
座って机の上で動作を想像してスケッチするのもよろしいでしょうが、立ち上がって、自身でポーズをとってみたり動作を起こしてみてデッサンすることは、アニメーターなら当然の行為ですね。
そんなためにも作画教室には大きな鏡が置いてあるのです。
学生たちは鏡の前で動いたりポーズをとって確かめます。
動画を描くということは、頭の中で想像した事が全てではなく、自分で動作してみてデッサンすることもとても大切な事です。





















