【授業紹介④大デ・アニメーション学科流デッサン基礎】
2026.04.18アニメーション学科
デザインの専門学校 大阪デザイナー・アカデミー(旧:大阪デザイナー専門学校)
【1年生実習 デッサン】デッサンスケールに頼るぐらいなら
入学時に一括購入で手に入れる画材のデッサンセットの中にデスケル(デッサンスケール)という道具があります。便利な道具ではありますが、アニメーション学科はデッサンスケールを使いこなすのは難しく、デッサンで描写作業するには向いていないという指導をしています。
デッサンスケールとは
デッサンして描く用紙の形の窓面に中心線のグリッドを印刷した用具です。

枠を画面に見立てて、構図を計画するにはこの上ない道具には間違いない便利グッズですが、アニメーション学科としてはこのデッサンスケールで観察しながら描写を進めていくことについては否定して指導します。
なぜなら、デッサンスケールはあくまでも構図計画の補助道具にすぎない物だとしているからです。
画面に対象(今回は小型の胸像石膏像になります)をどのように納めて構図を整えるかを計画するために使う道具です。
使ってみればわかりますが、制作者の視点と対象を常に一定に固定して制作するなんていう技は人間には不可能です! ターミネータでないとできないでしょう。
アニメーション学科の指導は
デッサンスケールを常に手にして制作するのではなく、観察は計り棒を使うべし という指導です。
使い慣れないうちは、よく分からなくて面倒くさそうで、ついつい感覚的に先入観思い込みで描写をしてしまいがちでしょうが、第1回目の授業で学習したとおり、人間の目は騙されるわけですから大切にしているポイントです。
アニメーション学科流オリジナル指導
とは言っても、便利さの誘惑と勘違いもあって、デッサンスケールを頼って制作してしまう新入生も出てきます。
美味しい物への誘惑って仕方ありませんね。
そこで、アニメーション学科が取り入れて行っているデッサンの構図と計り棒を使用して観察する理由に気付いてもらうアイデアとして、このような取り組みを行っています。
デッサンスケールと自身の視点から見た石膏像のイメージを合成して一つの画面に合成した画像をプリントした参考資料に基づいて構図を決めます。
プリントアウトされた画面を良く見ていただければわかるように、画面のいたるところに垂直線があります。赤いタテの線です。
この赤い線が何を意味しているかが分かれば、計り棒の役割りがスムーズに理解できる学習プログラムが設定されているというわけです。
初めて石膏デッサンに取り組む新入生たちが
不安なく安心してデッサンし始めることができる授業プログラムが設定されているわけです。
勘違いせず理解してほしい重要なポイントは
これは、あくまでも、最初の構図を決定するときにだけ用いる、使いこなすことが難しいデッサンスケールの代わりです。
プリントアウトした写真を見ながら課題を描写しましょうというものではありません!





















