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なぜ石膏デッサンなのかというと

更新日:2020/10/30

夏の間は通勤時に日差しを避けられる道を選んで歩いていたのですが、この時期になると、すすんで陽のあたるところを選んで歩いているアニメーション学科長の森です。

 

後期「デッサン」の

最初の課題も第四週になりました。次週、合評会および採点の週です。受講している学生たちには、「最終週の終了時間に合わせて、仕上げになだれ込むのではなく、出来るかぎり今週の制作で、大方の完成にしておいて、来週の制作の時間では、あわてて描くのではなく、眺める時間をタップリ作れるぐらいの余裕をもった制作を行いましょう」と、指導しました。

1年生たちは

前期からの通年で、実習の「デッサン」を受講しますが、この作品が石膏鉛筆デッサンの3作目となります。

クラスの中には、石膏デッサンが初めてという学生もいて、恐る恐る学習を始めた人たちがほとんどでしたが、三つめの課題となると、誰もが様になってきたと大きな手応えを感じます。

 

さて

石膏デッサンですが、デジタルが必須となる中で、デジタルのテクニック授業を大切にする代わりに、こういった石膏デッサンの授業をカリキュラムから省いてしまう学校も増えてきています。

就職に直結する授業かどうか検討した時に「アニメーターに石膏をデッサンして学ぶことが、はたして必要な事か大いに疑問だ」と考える学校が増えていることも一理あります。

ODCアニメーション学科が40年前からカリキュラムの中で大切にしている理由は、「石膏デッサン」は単なる描写のテクニックの習得授業だとしていないからです。

「デッサン」の最初の授業から学生たちに伝え続けているのですが、「観察」することの大切さに気付いてもらって、思い込みや決めつけで対象を捉えたり描くのではなく、客観的にモノを見る姿勢を手に入れてもらうことが大切です。

対象は何だって良いのかもしれませんが、そんな中で石膏像を使用しているのは、適切なボリュームを持った立体物であり、白い色で作られたものなので光と陰影の観察が容易だからということが、まず、あげられます。色彩に惑わされないというわけです。

石膏像は不満を言わずにじっとしてくれていますしね。ありがたいです。

制作側が納得できるまで、「じっくり」と制作に付き合ってくれます。

あと、もっともらしいことを言うと、石膏像そのもの自体にある均整のとれた形態の美しさがあり、「美」について学べることができます。

 

「じっくり」を

さらに語ると、印象をスケッチするのではなく、観察することは、実は、自分との戦いです。

妥協に逃げるのは簡単ですが、3時間、集中して描き続けなければならない授業は、試練です。

デッサンの授業が好きになるかどうかは人によって差がありましょうが、アニメーターが一日じっくりと絵を描き続けなければならない仕事であるならば、この授業は、そのためのトレーニングともいえます。

ヴィーナスや

アグリッパ、アリアスやブルータス。誰もが見たことがあるものなので、第三者がデッサン画を観た時に、うまく描けているか否か、評価しやすいというのも、ポートフォリオに加える時の大切な選択になります。

アニメーターを募集しているどの企業も「デッサン力のある人」を採用することを公言しています。

これは、石膏デッサンがズバ抜けて上手な人を採用するという意味ではありませんが、「アニメーターになろうとしているならば、デッサンできることは当たり前」という感覚は、きっと持っているでしょう。基礎画力のある受験者なのかどうなのかの判断は、石膏デッサンの作品から判断できますので、クロッキーやスケッチと一緒に大切な作品として扱ってほしいです。

 

アニメーション学科の

石膏デッサンにはこだわりがあって、早い時期から背景を描写します。

他の学科は、石膏像だけを描写する課題を採用していますが、わたしたちはキャラクターだけを描いたり動かすだけが仕事で七なく、フレーム(枠)の中に美しい構図を創作していくことが大切と考えていますので、前回の課題から背景を描写することを必須としました。

白い画面に白い石膏像を描くわけですから、どんどん鉛筆の描写を増やしていくと、黒く描くことが当たり前になってきます。陰ばかりの描写におわれてしまうわけです。

実際は、光と陰を描き分けていかなければならないわけであって、鉛筆で黒く埋めていくことが目的ではないのです。石膏像の白さを表現するためには、背景を描写しておくことが大切なのです。

ただし

見たとおりの舞台であったり教室の中を描くのではなく、あくまでも石膏像が主役ですから、その立体である石膏像の存在感を表現するための、空間表現としての背景を描写します。なので、黒い壁ということでもないのです。

だから、アニメーション学科の「石膏デッサン」では、消しゴムや練り消しも活用します。

間違ったことを消したり修正するのではなく、明るいところを描写していくための道具です。

消しゴムで描くのです。

 

描く対象が

石膏像であれ、人体であれ、マンガの絵であれ何であれ、また、描く道具が鉛筆であれデジタルであれ、描く事が好きな人はアニメーションを勉強する始まりです。

ぜひ、アニメーション学科に集まってきてください。

 

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