授業紹介【デッサン】①

ダニエル・クレイグの007のシリーズを揃えたいアニメーション学科長の森です。

新入生の実習「デッサン」の

第1回目の授業です。大デ・アニメーション学科のデッサンは、まずは、描くことよりも観察することを大切にすることを学習します。なので、デッサン経験の無い人も、突然、描き始めることはしませんので安心してください。

正しく観察するために

大切なことがあります。
「人間の目は騙される」ということを認識することです。
シェパードの錯視を教材にして、そのことを実感しました。
ホワイトボードに張り出された机のイラストが「シェパードの錯視」の図です。

二つの机は、一生懸命に見比べても、同じ形には見えないのですが、片方を切り取って、もう片一方の机に重ねておいてみると...　あら不思議。同じ大きさ同じ形です。
このように、私たちは、同じ大きさだ同じ長さだ同じ角度だと思ってみているものも、錯視で、実際はそうではないということを実感しました。

騙されないためには、肉眼で判断して信じて思い込むのではなく、「計り棒」を利用して観察することが大切だということを学習しました。

描く姿勢とイーゼルのセッティングも大切です。

さて、来週から実際に描き始めます。