【後期授業紹介④】アナログにこだわる? デジタルを極める? グループワークは協同制作。
2025.10.10アニメーション学科
デザインの専門学校 大阪デザイナー・アカデミー(旧:大阪デザイナー専門学校)
大阪・関西万博の大屋根リングから沈む夕陽を眺め秋の空の雲の高さを実感し、その1時間半後の花火に感動したアニメーション学科長の森です。風の強かったせえで煙が残らずに清んだ夜空で最後まで花火が見れて大満足。
【アニメ制作】卒業制作授業です
最終学期を迎えるとデジタルオンリーでアニメ制作しきってしまう2年生もいます。
液タブで作画して撮影し、編集録音まで行い、完成させてしまうわけです。
タブレットペンを自由に使いこなします。
かつては、液タブ画面にペーパーライクを張り付けて、紙に描く感触を大切にしてタッチペンを走らせる学生がほとんどでしたが、今の学生は全員と言ってよいほどシート無しでタッチペンを走らせます。
紙で描くよりも液晶パネル画面に直接描くことに抵抗を感じない人がうんと増えたということでしょう。タブレットに絵を描くことが当たり前の時代が来たわけです。
もちろんトレス台の上で動画用紙に絵を描く学生もいます。
中にはこんな学生もいます。
トレス台も使わなければタップも使わない、逐次描きで動画を描いていく学生。
それぞれのスタイルでアニメーションを作ります。
1年生実習【アニメワーク】コマ撮りアニメグループワーク
舞台となる背景も完成し、いよいよ撮影が始まりました。
キャラクターである人形を直接操作してコマ撮りするので、一つ一つの画面をグループ全員でモニターしながらカメラマン役がシャッターボタンを押していくので、前期の実写制作と同様に全員が気持ちを一つにして集中して制作します。
言葉どおりのグループワークです。
実写撮影ではなくコマ撮りなので、ひと画面どころか一コマ一コマに集中してシャッターを押します。
立体の人形に限らず、平面の写真も素材として活用します。
前期の「アニメ概論」でさまざまなアニメーションと出会っている1年生たちなので発想が柔軟です。
グループワークが課題のテーマである実習「アニメワーク」。
どうして、動画を描いてのアニメ作りを行わないのかというと、その作り方だと、撮影するまでの作業が個人制作と同じとなり、その作業に多くの時間を費やすこととなり、グループワークの意識を持てるメンバーが限られてしまうからです。大デ・アニメーション学科のカリキュラムにおいてのグループ制作のこだわりです。
1年生の基礎学習においては、個々の技術を伸ばすことに重きを置いて、各授業で演習課題を通じてスキルアップを行います。同時に、このようなグループワークを経験して協同の本当の意味を実感を実感して学ぶのです。
























